全容の前にキャッシングの基本
経済を動かすには、何が必要でしょうか?まず、人になるでしょう。多くの人が企業などに勤め、仕事で生産に貢献し、プライベートで消費をし、それによって、経済が回っていると言えます。また、施設などの資本も、経済の重要な要素となっています。資本の中には、土地等も入り、企業を営む上でも大切なものです。しかし、もう一つ、忘れてならないのが、お金になります。交換価値が通貨である以上、お金がなければ、現代の経済も成り立たないとも言えます。つまり、経済の根幹部分を形成しているということです。
そんなお金を扱う分野が金融になります。金融の第一の目的が、資金供給であり、社会にお金を流すことです。もっとも、お金自体は、中央銀行が発行しますが、その発行したものを社会の隅々にまで行き渡らせる役割が金融にあるということです。さらに、金融は、資金不足の人にお金を貸し出すことで、金銭を流通させています。すなわち、キャッシングとは、そういう金融の一部ということです。
キャッシングを俗的に言えば、単なる借金になってしまいますが、借金の使い道にも、色々あります。ある人には、生産へ使うために資金にするでしょうし、ある人には、単なる消費のために利用するかもしれません。しかし、社会全体からみれば、そういうお金が回ることで、経済活動が促進され、それが活発化すれば、経済が成長し、少なくとも物質的には、恵まれた社会となります。かつての日本の高度経済成長が、それを物語っています。
けれども、金融の多くが、私企業でもあるため、利益を生み出す必要もあります。そのため、金銭を貸し出す対価として、利息というものが付与され、金融機関の利益となっています。2007年までは、主に消費者金融の小口融資において、出資法の利息を適用し、利用者は利息制限法の利息でなければいけないという規定との相違を利用したと言えるでしょう。現在では、こういうグレーゾーン金利が禁止とされましたが、それだけ利息から得る利益が、大きくなるということです。
いずれにせよ、キャッシングもまた、経済活動の一種であり、経済の潤滑油のような役割を担っていることは、事実の一つと言えるでしょう。ただし、経済の潤滑油と言っても、無節操に利用すれば、借り過ぎによる自転車操業などに陥る危険があります。計画的な利用を心掛けることが大事であり、キャッシングの全容を理解する上でも、十分認識しておくこととも言えるでしょう。